賃貸管理people…

かつて小規模な賃貸物件が多かった時代は、入居者との折衝、クレーム対応、家賃の集金などを家主自らが行っていました。賃貸管理が専門化するのは、昭和40年代からで、節税対策や収入減としての賃貸住宅が大規模になり、銀行などからの借入金を元に住宅建設を行うので、家賃収入の安定化が必要になったからです。入居者も高度な管理を求め、銀行は専門的な管理業務を望むようになりました。こうして家主は管理料を支払い、賃貸管理を専門業者に委託するようになりました。賃貸管理会社の主な業務は、入居者募集・敷金（保証金）の授受・解約業務・清掃および除草・建物と設備、敷地の管理・賃料の徴収・契約更新・入居者管理などがあります。入居者管理は、賃料不払い者への督促、苦情処理、有害行為に対する措置、近隣・町内への対応、防火・防災などです。また管理会社が物件を借り上げ、家賃収入を保証してくれるサービスを行う会社もあります。家主側にとっては管理会社を選ぶという新たな問題が発生しています。そのため各賃貸管理会社を比較できるサイトがあります。大規模ではなく、自宅を貸したい、分譲マンションの一室を貸したいなどの希望から、今契約している管理会社の管理料は適正なのかという疑問まで含めて、管理会社を比較検討することができます。管理会社を変えた結果家賃収入が増えたというケースもあり、管理会社が多数存在する現在、家主側も賢く管理会社を選ぶ知識と行動が必要になります。